小杉放菴研究舎|新しいお知らせ

Archive for 2012年9月

越前和紙職人・岩野家の所蔵作品展が始まる!

本日より、小杉放菴の専用の画紙「放菴紙」を漉いた岩野平三郎家に所蔵されている
作品の展覧会〈越前和紙の魅力 小杉放菴と岩野平三郎〉展が始まります。
 
小杉放菴と同時代の画家・横山大観、竹内栖鳳、冨田渓仙らの作品も展示されます。
 
小杉放菴は、とくに画紙へのこだわりが強かったことも、
展示されている岩野平三郎への注文の手紙から伺えます。
 
画家の名が付いた画紙は「放菴紙」と「栖鳳紙」の2つしかなく、
小杉放菴は、「自分が死んだ後は放菴紙は漉かないで欲しい」と
伝えたため、現在、「放菴紙」は漉かれていません。
 
此の展覧会にあたり、小杉放菴研究舎が、岩野家に何度となく
足を運び、コーディネートを行ないました。
 
岩野家の所蔵作品は、ほとんど公開されることがありませんので、
今回の展覧会は、きわめて貴重な展示となります。
 
ぜひ、御覧いただきたく存じます。

「風の盆」(第19回研修旅行)

第19回研修旅行は、無事に終了しました。
 
日光出発時の天候は最良でしたが、長野県の一部や、北陸自動車道などで大雨に
見舞われたため、踊りは半ば諦めていましたが、富山I.C.を下りると、不思議と
小降りになり、予約の駐車場にバスを駐車した頃には、雨が上っていました。
 
到着後は例年どおり、観光会館から「おわら資料館」まで、町の散策をして
杉風荘に入り、夕食の鱒寿司と、古川さんからいただいた
地酒「風の盆」(福鶴酒造)2升を平らげて、花付を待ちました。

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男踊り

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女踊り

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踊り場での輪踊り

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小杉放菴の終焉の地、安明荘跡にて

「風の盆」の終演後は、越中八尾駅での「見送りおわら」を見物し、妙高温泉の
香風館で朝食をとり、入浴と仮眠、昼食をとったあと、安明荘跡に向かいました。
 
その後、小諸市の「懐古園」を見物し、全員、無事に帰宅いたしました。
 
来年は、「風の盆」研修も10回目になります。
 
特別企画を行ないますので、乞御期待(^^)