第22回研修旅行は無事に終了しました。
今年は例年になく天候不順で、先月の天気予報によると、3日より
晴れの予想でしたが、2日までは、日本列島を縦断する雨雲に覆われ、
北陸地方は完全に雨雲の中で、雨は已む無しと思っていました。
しかし、長野県に入ると天気は晴朗で、上越市に入っても
晴れ間があり、富山でも晴れの期待に胸が膨らみました。
ところが今年の天候はそうさせてくれず、やがて、バスが親不知に
差し掛かると土砂降りの雨に遭遇、全員が諦め模様でした。
その後も、富山インターまで斑模様に雨が降り、バスの駐車場で
待っている古川さんに連絡を取ると、10分前より雨が降り出した
とのこと。上空も雨雲が厚く、残念ながら今年の「風の盆」では
「街流し」が見られないと諦めざるを得ませんでした。
バスは、インターより20分で鏡町の駐車場に到着。古川さんの
案内で、鏡町町内から観光会館、日本の道百選に選ばれた諏訪町を
経由し、おわら資料館に入り、ここで古川さんとは一時お別れ。
「八尾四季」歌碑で
観光会館へ通じる路地で
「越中八尾おわら保存会」初代会長・川崎順二先生の銅像
日本の道百選の「諏訪町通り」
資料館を見学後は、休憩所に使わしてもらう、放菴に所縁の「杉風荘」(旧・杉下楼)に
入り、恒例の特製鱒鮨の夕食をいただいて、鏡町の「花付け」を待ちました。
今年は例年の「花付け」とはちがい、北日本新聞社と
NHK国際放送の取材クルーが早めに到着。
取材の打合せをこなし、鏡町の皆さんの到着を待ちました。
19時より「花付け」を行なっていただき、終了後は、交流を兼ねて記念撮影をしました。
その後、鏡町の輪踊りまで時間をつぶし、それぞれの「風の盆」を楽しみました。
男踊り
女踊り「八尾四季」(春)
鏡町の皆さんと記念撮影
中央の女性は、NHK”ジャニーズ・イン・ジャパン”という
番組の旅人サラ・アラファールさん。
しかし、今年の「風の盆」は実に良かったです。
深夜の「街流し」(東新町)
雨上がりの涼しくなった町に、「街流し」が始まり、客も例年になく少なく、
古川さん曰く「昭和50年代の頃以来だ、気持ち良く出来た!」とのことです。
安明荘跡の歌碑前で
帰途は、久方ぶりに小布施町へ立ち寄り、岩松院の葛飾北斎の天井画《鳳凰》を拝観。
北斎館を巡り、小布施の銘菓をお土産に買い求めて、予定通り帰宅できました。
NHK国際放送の放映に付きましては、連絡あり次第、御案内いたします。
平成25(2013)年9月4日付「北日本新聞」の記事より
9月4日の北日本新聞に、小杉放菴研究舎の記事が掲載されました。